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済南大学

現地調査日:2006/12/29


6.コメント

以下、06/12/29執筆
●済南市の南郊外にある。市中心部まではバスで約30分。済南駅までもバス1本で乗換えなしで行ける。

●この大学はとにかく留学生に対するサービスが手厚い。まずクラス編成だが、留学生数がわずか5人であるにもかかわらず、2クラスを設定している。つまり1クラス平均2.5人である。全国でも超トップレベルの少人数クラス、限りなくマンツーマンに近い。真剣に学びたい者にとってはすばらしい環境だろう。

●第二に本科の授業をすべて無料で聴講することができる。あくまでも聴講するだけで、単位が取れるわけではないが、学内のすべての授業を中国人学生と一緒に聞くことができる。ここまでならば行っている大学はけっこうあるのだが、この大学のすごいところはこの聴講に対するフォロー体制にある。聴講を希望する学生にはもちろん最低限の聴力は求められるが、その上で聞き取りにくい部分がある学生に対しては、大学が通訳ボランティアを手配しているのだ。例えば日本人留学生には日本語学科の中国人学生を紹介し、時間の合うときに聴講に同席してもらうようにしている。もちろんすべてに対応できるわけではないだろうが、そこまでしようという姿勢がすごい。

●第三はこの大学の奨学金だ。奨学金額は1年分の学費と同額の1,600ドル、つまり学費無料ということだ。本科生で学費無料はあるが、語言生ではまずない。私が調べた限り、奨学金額としてはダントツの最高金額である。この制度は07年春学期からのスタートで、毎年6カ国、1カ国につき2人、合計12人に適用される。希望者はメール等で奨学金を使って留学したい旨を連絡すること。大学が選考の上、適用者に連絡する。コストを安く上げたい留学生にはとにかくおすすめの大学だ。

●とは言っても決して留学生に媚びへつらっているというわけではない。取材時には出席率の悪い学生が教員から注意を受けていたが、その様子を見る限り留学生を増やすために甘く接するという姿勢はまったく感じられなかった。

●まだ留学生が少なく、教務スタッフや中国人学生との関係も密接である。また、これから留学生を増やしていこうと対策をはじめたところなので、臨機応変な対応も期待できる。レベル数が少なく、カリキュラムやテキスト内容も初級者向けなので、正直なところ中級以上の学習者にはおすすめできない。逆に初級者、特に初学者にはかなりおすすめできる。


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